2007年05月26日

B型肝炎と母子感染

B型肝炎ウイルスは、B型肝炎感染者の血液が直接体内に入ることで感染します。

過去に輸血を受けたことでB型肝炎に感染したという事例がありましたが、現在では輸血に使用する血液の検査が厳しくなったことで、輸血による感染はほとんどなくなりました。

B型肝炎に感染する可能性のあるものとして、性行為や医療に関わっている人の針刺し事故などが挙げられます。

B型肝炎は、1〜6ヶ月ほどの潜伏期間があります。

その後、発症すると風邪や急性胃腸炎に似た症状がみられるようになり、全身のダルさや発熱などの症状がでます。

黄疸が出る場合もありますが、ほとんどの場合、2〜3ヶ月ほどで自然に治るのがB型肝炎です。

ただ、乳幼児がB型肝炎ウイルスに感染した場合は別です。

乳幼児が母親の体内にいるときや病院内でB型肝炎ウイルスに感染すると、ほとんどが成人になるまで発病しないウイルス保有者になります。

このB型肝炎のウイルス保有者のうち、一部の人だけが発病し、慢性肝炎へと進行していきます。

乳幼児のB型肝炎ウイルス感染を防ぐためには、妊娠時に血液検査を受け、母子感染を防ぐといったことが大切になってきます。

また、B型肝炎にはワクチンがあり、有効です。

posted by 肝臓の病気〜肝炎〜 at 18:24| 肝炎 肝臓の病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

C型肝炎〜慢性肝炎・肝硬変・肝臓がんへの進行〜

C型肝炎ウイルスは、輸血や医療に携わっている人の針刺し事故などで感染しますが、B型肝炎と同様に輸血による感染事例はほとんどありません。

C型肝炎は、B型肝炎より感染力が弱いので、性行為時や出産時の感染はほとんど無いと考えられています。

C型肝炎に感染すると、2週間〜半年ほどの潜伏期間があり、その後、発症すると全身のだるさや発熱、食欲不振など風邪に似た症状がみられます。

また、これらC型肝炎の症状は、全体的に軽いため、C型肝炎の発症に気が付かないケースも多いようです。

C型肝炎に感染しても、約3割の人はC型肝炎ウイルスが排除され、ウイルス保有者とはなりません。

残りの約7割の人がウイルス保有者となり、さらにそのうちの約7割が慢性肝炎を発症すると言われています。

病気の進行自体は非常に緩やかですが、時間をかけ、慢性肝炎から肝硬変、肝硬変から肝臓がんへと進行していきます。

20年以上かけて肝臓がんになる場合も少なくありません。

一度は、ウイルスマーカーによる検査を受け、C型肝炎に感染していないかどうか確認しておくと安心です。

検査結果が陽性だった場合は、病気の進行具合を絶えずチェックし、必要に応じて的確な治療をしていくことが大切です。

posted by 肝臓の病気〜肝炎〜 at 18:22| 肝炎 肝臓の病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウイルス性の慢性肝炎とインターフェロン治療

ウイルス性の慢性肝炎治療には、いくつかの薬剤を使用した薬物療法があります。

中でもインターフェロンを使用した方法は有力なものと言えます。

インターフェロンは、体内で作られるたんぱく質の一種で、免疫の働きを助け、ウイルスを減少させるという作用があります。

B型肝炎の人にインターフェロンを投与すると、約2割の人に肝炎の鎮静化がみられ、病気の進行を食い止める作用が確認されています。

C型肝炎にはさらに有効で、約3割の人のウイルスが完全に排除されたという報告があります。

C型肝炎の治療には、コンセンサス・インターフェロンやペグ・インターフェロンと呼ばれるインターフェロンの改良型が用いられることもあります。

また、抗ウイルス薬が使われるケースもあるようです。

C型肝炎では、リバビリンとインターフェロンの併用療法、B型肝炎ではラミブジンが使われます。

他の薬物療法としては、肝炎ウイルスの鎮静化や排除とは別の目的で、強力ネオミノファーゲンシーやウルソデオキシコール酸、小柴胡湯(しょうさいことう)などの薬が使用されることがあります。

これらの薬は、肝細胞が線維化して肝硬変へと進行するのを抑える作用があります。

ただ、小柴胡湯(しょうさいことう)とインターフェロンを併用すると、重い副作用が出ることが稀にあるので、同時には使用しないという取り決めがあります。

慢性肝炎の治療をしている人は、アルコールの摂取は厳禁です。食事もある程度考る必要があり、良質のたんぱく質をしっかり摂りながら、過食にはならないようにしなければなりません。

また、食後はなるべく横になってゆっくり休むようにすると、肝臓の血液の量が増え、肝臓をいたわることが出来ますので、心掛けると良いでしょう。

posted by 肝臓の病気〜肝炎〜 at 18:20| 肝炎 肝臓の病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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